カーオーディオは“音の主役”になれる
最近はカーナビやスマートフォン連携が進み、「オーディオ機能はおまけ」になりがちですが、やっぱり音にこだわりたいというドライバーも多いはず。車内は閉じた空間だからこそ、スピーカーや再生機器次第で音の印象がガラリと変わります。
本格的なシステムアップを目指さなくても、1DINや2DINのカーオーディオユニットを交換するだけで、音の鮮明さや表現力が大きく向上します。今回は、取り付けしやすく、かつ音にこだわった設計が魅力のカーオーディオを、1DIN・2DINそれぞれから厳選して3モデルご紹介します。
1. カロッツェリア DEH-5500|音楽好きの定番1DINユニット
音楽再生を主目的にするなら、モニターは不要。そんな考えの方には、カロッツェリア(パイオニア)の「DEH-5500」がおすすめです。CD/USB/Bluetooth/AUXなど多彩なメディアに対応し、スマートフォンとの連携もスムーズ。
注目したいのは、13バンドのイコライザーを搭載していること。車種やスピーカーの特性に合わせて細かく音をチューニングできるため、音の定位やバランスが整い、ドライブ中も聴き入ってしまうほどの音質が実現します。
見た目はシンプルながら、1000色のイルミネーション調整も可能で、車内の雰囲気に合わせてカスタマイズできる点も人気の理由です。音楽に集中したい人にこそおすすめしたい1DINユニットです。
2. ケンウッド DPX-U750BT|多機能&高音質の2DIN型
「見た目も操作性もスマートにしたい」という人には、2DINサイズの「DPX-U750BT」が好相性です。CD、USB、Bluetooth再生に対応し、音楽アプリやスマートフォンとの親和性も高く、特にAndroidユーザーからの支持が厚いモデルです。
操作性の良い大きめのディスプレイと美しいイルミネーション、そして調整しやすい音響設定メニューが特徴。Kenwood Music Controlアプリとの連携で、スマホからの曲再生・編集もスムーズ。
プレーヤー型ながらネットワークモード対応で、2ウェイ構成のスピーカーに対応したクロスオーバー調整も可能。手軽さと本格さをバランスよく持ち合わせたモデルといえます。
3. クラリオン CX315|シンプル派に刺さるベーシックな2DIN
「過剰な機能はいらない。でも音はしっかり楽しみたい」。そんな方にフィットするのが、クラリオン「CX315」です。CD・USB・Bluetooth・AUX入力に対応し、幅広いメディアで安定した音質を提供してくれます。
特筆すべきは、車両タイプ別の音響チューニングができる点。車種によって異なる車内音響特性に対して最適化できるため、純正のような自然な響きを実現しながら、自分好みに音作りすることが可能です。
操作ボタンが大きくて直感的に扱いやすく、ステアリングリモコンにも対応しているため、走行中の操作性にも配慮されています。派手さはないものの、堅実な音作りと信頼性で、長く付き合える1台です。


